要略
ようりゃく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
epitome
文例 · 用例
淮南子の要略に、墨子儒者の業を學び孔子の術を受くなどと云つてゐるが如きは取るに足らぬ妄言であり、同書主術に、孔墨皆先聖の術を脩め、六藝の論に通ず、と云つてゐるのも、孔墨を同視した言で、孔墨の道の相反すること多きことを無視してゐる妄言である。
— 幸田露伴 『墨子』 青空文庫
『政事要略』七〇に、裸鬼が槌を以て病人に向うを氏神が追い却けた事あり。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
その漱石の批評を要略すればかうである。
— ――藝術家としての彼を論ず―― 『芥川龍之介論』 青空文庫
すでに警戒厳重を極めて殆んど活動の余地がなく、ビエイラは大坂で捕はれてのち、長崎へ送られ、幕府の特命によつて更に長崎から江戸へ送られ、将軍に差出す教理要略を書き残して、一六三四年、江戸市中引廻しのうへ他の六名と共に穴つるし。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
これは例の岡本三右衛門がころんで後に書き残した切支丹の教義要略といふやうなもので、かなり明細に教義の大意が説いてあつたが、用語の飜訳といふものはなかつた。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
これは背教者岡本三右衛門(彼はシローテとその国籍を同じくし、のみならず、ふるさとも亦同じシシリヤであつた)が背教後書き残したもので、切支丹の教義要略ともいふべきものであつたが、彼がこの一書の中で最も力説してゐることはと言へば、切支丹は国を奪ふ手段にあらずといふ一事であつた。
— ――ヨワン・シローテの殉教―― 『イノチガケ』 青空文庫
私は学生として先生の講筵に出席している間に『精神病学集要』・『精神病学要略』・『精神病鑑定例』・『精神病検診録』・『精神病診察法』等の書物を知り、傍ら『柵草紙』の文章や医学雑誌(『中外医事新報』)に連載された徳川時代の医学という論文などを読んで見たりした。
— 斎藤茂吉 『呉秀三先生』 青空文庫
莊子の天下篇、呂氏春秋の序意、淮南子の要略、史記の太史公自序などがさうである。
— 内藤湖南 『支那目録學』 青空文庫
作例 · 標準
報告書は、事態の要略を簡潔にまとめていた。
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長い会議の内容を要略にして共有する。
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この本は、日本の歴史の要略がわかる良書だ。
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