麦粉
むぎこ
名詞
標準
wheat flour
文例 · 用例
飲食も、コーヒー、シトロン、紅茶などの近代的芳香の飲料と、阿倍川もち、力もち、葛湯、麦粉などの中世的粗野なる甘味が供給される。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
豚のびっくりするような大きいチョコレート菓子可愛ゆい麦粉菓子のヒヨコ、馬鈴薯が本物かと思ったらやっぱり何かを練ってつくったお菓子なのです。
— 岡本かの子 『伯林の降誕祭』 青空文庫
その激しいときは吹きあげる砂ほこりで空は麦粉色になり、太陽は卵の黄身をその中へ落したやうである。
— ――何人か良案はないか?―― 『風と裾』 青空文庫
この中に五百グラムの小麦粉と、百五十グラムの粉砂糖と、一摘みの塩を入れて攪きまぜる。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
麦粉、乾草を積んで東し西する荷馬車、また俵のうえに眠ってゆく少年。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
その取っつきの八畳ばかりの板の間の中央に、何か色の交った白地の頭巾をかぶったお婆さんが一人、古びた素木のテエブルに大きな木の盆を据えて、黄ばんだ麦粉をしきりに両手で捏ねかえしていた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
麦粉は黄色く、そうして白く輝いた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
その状あたかも十七世紀に、英国内乱に際し、旧儀古式を全廃し、セントポール大寺観を市場と化し、その洗礼盆で馬を浴せしめ、愚民|嗷語して、われは神を信ぜず、麦粉と水と塩を信ずと言い、僧に向かいて汝自身の祈祷一俵を磨場に持ち往き磨いて粉にして朝食を済ませよなど罵りしに同じ。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
作例 · 標準
パンを作るには、良質な麦粉が欠かせない。
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彼女は麦粉と卵だけで美味しいクレープを作った。
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天ぷらの衣に麦粉を使うと、サクサクとした食感になる。
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