引き会わせる
ひきあわせる
動詞
標準
文例 · 用例
今、それにも引き会わせるから、こっちへ来い」黄門公下山 加山は昂奮して、疲労も何も忘れていた。
— 吉川英治 『牢獄の花嫁』 青空文庫
ここでも四辺に満ちているのは暗い野蛮、卑猥、飽きもせず繰返されている喧騒とであったが、計らず「母なるヴォルガ」はその洋々とした流れの上で、ゴーリキイの生涯にとって実に意義深い「最初の教師」をひき会わせることになった。
— ――幼年時代・少年時代・青年時代―― 『マクシム・ゴーリキイの伝記』 青空文庫
それからすぐに次郎八をつれて行って、黒沼の屋敷の用人に引きあわせると、用人も大安心で死骸を引き渡してくれました。
— 広重と河獺 『半七捕物帳』 青空文庫
そして、もしも次郎が、その人の言うとおり、変質者として描かれているならば、彼を広く一般の親たちに引きあわせるのは、大して意味のないことだと思いはじめたのである。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
そして、彼を多くの親たちに引きあわせることは、やはり決して無駄ではないと思うのである。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
島田に銀元結をかけ、薄紅梅の振袖を腕のところで引きあわせるようにして、しんなりと立っている。
— 初春狸合戦 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
「あなた二人は職をさがしている私の友達で、何かに使ってもらおうと思って専務取締役に引き合せるためにつれて来た、と云うこれより自然な方法はないでしょう?
— コナンドイル Arthur Conan Doyle 『株式仲買店々員』 青空文庫
ファウストそこで己を引き合せるには、4060君は魔法使とか悪魔とかになって見せるのかい。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫