秘閣
ひかく
名詞
標準
文例 · 用例
呪なく、券なきに、この秘閣の廊下、行く処、扉おのづから開け、柱来り迎ふる感がある。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
そこは、他国の使臣や、諸方に放ってある諜者などが、よく迎えられるところで、本丸やこの曲輪とも絶縁された一|秘閣であった。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫
それだけでなく、信長は、「年賀税をとる代りに、日頃人々には開かぬ城中の秘閣深殿をあけ放ちて、悉く見物させてつかわすがいい」 と、開放を免したからだった。
— 第六分冊 『新書太閤記』 青空文庫
それは貞觀十七年正月廿八日の出來事で、祕閣の圖籍文書多く※燼となつた。
— 狩野直喜 『日本國見在書目録に就いて』 青空文庫
祕閣收藏圖籍文書爲灰燼。
— 狩野直喜 『日本國見在書目録に就いて』 青空文庫