実栗
みくり異読 ミクリ
名詞
標準
branched bur-reed (Sparganium erectum)
文例 · 用例
採集した綿の中に包まれている種子を取り除く時に、「みくり」と称する器械にかける。
— 寺田寅彦 『糸車』 青空文庫
「みくり」を通過して平たくひしゃげた綿の断片には種子の皮の色素が薄紫の線条となってほのかに付着していたと思う。
— 寺田寅彦 『糸車』 青空文庫
七兵衛が来ての話では、灰は須走村が一番ひどくて一丈三尺にも及び、それより平地に近い御殿場、仁杉村、東はみくりやから足柄辺は三四尺ということである。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
数ならぬみくりや何のすぢなればうきにしもかく根をとどめけん とほのかに書いた。
— 玉鬘 『源氏物語』 青空文庫
女房見かへりて、 玉みくり、うきにしもなど、ねをとめて、ひきあげ所無き身なるらんと独りごちて、浄人が家のありけるに入りにけり。
— 古代社会組織の研究 『くぐつ名義考』 青空文庫
そしてその女が、五位の官人に袖を引かれて、「大方左様の道には協ひ難き身」だと云ったのは、おそらく身分の懸隔に遠慮したのであろうが、その歌に、「玉みくり」と詠み込んだのは、すなわち莎草を以て己が身分を示したものと解せられるのである。
— 古代社会組織の研究 『くぐつ名義考』 青空文庫
試みにしいて解するならば、「我が身はもと浮きにし身分のものなれど、玉みくり根をとめて、引き上げることの出来ぬものだ」との心であろう。
— 古代社会組織の研究 『くぐつ名義考』 青空文庫
そしてこの浄人の女が己が身分をあらわすに、わざわざ玉みくりとしも云ったのは、けだしくぐつの名を隠語に示したものではなかろうかと思われるのである。
— 古代社会組織の研究 『くぐつ名義考』 青空文庫
作例 · 標準
沼地には、たくさんの実栗が自生していた。
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実栗の群生は、水辺の風景に独特の彩りを添える。
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植物図鑑で実栗の特徴を調べてみた。
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