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名詞
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標準
文例 · 用例
出抜に先生はこういって再度眼を閉てしまった、これだけのことをいうにもよほどタイギそうに次の語を発しない、予は思わず膝をめて。
伊藤左千夫 竹乃里人 青空文庫
予はかく長々しく自分の考の有丈ケを述べて先生に判断を乞うたのである、先生はその間一語も挿まれず、瞑目して聞かれた様子で、予が話をきるとすぐに大体そんな訳であるといわれた、なお話をめられて。
伊藤左千夫 竹乃里人 青空文庫
只ごうっと吹く風の音、ばらばらっと板屋を打つ雨の音に許り神経は昂るのである。
伊藤左千夫 大雨の前日 青空文庫
彼灑掃応対退の節と説き、寡妻に法り、兄弟に及ぶと云い、国を治むるのもとは、家を治むるにありと云い、家整うて国則整うと云い、其の家庭の問題を如何に重大視したか、詩経などの詩を見ても、家庭を謳うたものが多いのである。
伊藤左千夫 家庭小言 青空文庫
何時の間にか、眼が悪くなって府下の有名な眼科医三四人に診察を乞うて見ると、云うことが皆同じである、曰く行近視眼、曰く眼底充血、最後に当時最も雷名ありし、井上達也氏に見て貰うと、卒直なる同氏はいう、君の眼は瀬戸物にひびが入った様なものじゃ。
伊藤左千夫 家庭小言 青空文庫
最早予は人間として正則の行を計る資格が無くなった。
伊藤左千夫 家庭小言 青空文庫
眼病を得て処世上正則の行を妨げらるるに及びては、愈私心的自己の希望を絶対に捨てねばならぬ事になった。
伊藤左千夫 家庭小言 青空文庫
東京の商人というもの表面より一見すると、如何にも解らずや許りの様なれど、一歩めた交際をして見ると、田舎の人などよりは遥かに頼もしい人が多い。
伊藤左千夫 家庭小言 青空文庫