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藻掻き

もがき
名詞頻度ランク #29772 · 青空 0
1
標準
struggle
文例 · 用例
藻掻きたくても体は一寸も動かぬ。
寺田寅彦 枯菊の影 青空文庫
すると得意になって肩肘張り、なおも世に高名を求めようとする側の自分は取り残して行く未解決の側の自分を努めて忘れ去ろうとし、また未解決の側の重苦しい自分は忘れられて置き去りになるまいと、藻掻き、しきりに真面目で憐れな自分を見せつけ見せつけ縋りつくのである。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
而も死に切れないで藻掻きのたうち廻った後、自分の人間性の中から埋火を掘り起すように、ようやく見付け出して来たのが悪の力だ。
岡本かの子 ある日の蓮月尼 青空文庫
そうして先刻まで何本も注射をしたけどチットも利かないで、物も云わずに藻掻きはじめたの……何を云ってもわからないのよ……もう駄目なんですってさあ」「ちょうどよかった」「ええ……だからあなた早く来て頂戴な。
夢野久作 鉄鎚 青空文庫
本書は現實に浮かび出でんとして藻掻きながらも底深くいや沈みゆく著者の苦しき呼吸なり、凡ての呼吸なり。
石川啄木 女郎買の歌 青空文庫
「……俺が誰か……わかるか……」「ウア――ッ……ウワア――ッ……」 と三好は悲鳴を揚げて藻掻き狂った。
夢野久作 オンチ 青空文庫
生活のためにはどんな事でもする覚悟でいたのだが、自分が食うために豚を屠るのは……その藻掻き苦しむ酷な有様を自分の手によって醸し、それをまのあたり凝視るのは……。
佐左木俊郎 首を失った蜻蛉 青空文庫
自分は猶自殺の覺悟も定め得ないので、藻掻きに藻掻いて居るのである。
伊藤左千夫 水害雜録 青空文庫
作例 · 標準
罠にかかった獣は、自由になろうともがきを続けた。
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彼は試験の合格を目指して、最後の最後まで必死のもがきを見せた。
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暗闇の中、彼は出口を探してもがき、なんとか光を見つけた。
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