河原乞食
かわらこじき
名詞
標準
actors
文例 · 用例
」と、雪枝がきけば、 老人、T「落ちぶれたりとも、 物部嘉助も、 武士の端くれ」 厳として言い放ち、T「忰が河原乞食に、 成り下ったと、 世間へ知れては、此の嘉助、 御先祖様に申訳立たぬ」 と云えば、 雪枝、まァと云った体。
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
これは狂言の種に苦しんだ河原乞食どもの仕業と、すぐにお気付きになったからで……云々……(意抄) 此処まで読んで来た津村はパッタリと本を閉じた。
— 夢野久作 『殺人迷路』 青空文庫
祖母は、此の針金でわたしを殺すつもりか、河原乞食の眞似糞はやめろ、と言つて私たちをののしつた。
— 太宰治 『思ひ出』 青空文庫
したがって、それなる少年にはもうこのうえ河原乞食のまねなどをさせたり、あまりろくでもない草双紙なぞを読ませてはならぬぞ。
— 青眉の女 『右門捕物帖』 青空文庫
だから、おれが奥山くんだりの河原乞食のうわさを知らなくたって、何も恥にゃならねえんだろう。
— 幽霊水 『右門捕物帖』 青空文庫
つい十年ほど前の、旧幕時代には、芝居者は河原乞食と賤しめられ、編笠をかぶらなければ、市中を歩かせなかったという。
— 長谷川時雨 『朱絃舎浜子』 青空文庫
「河原乞食」ともいいます。
— 岸田國士 『俳優倫理』 青空文庫
いはゆる「河原乞食」または「河原者」として社会より蔑視されるやうに仕向けたとさへ云へるのである。
— 岸田國士 『演劇と政治』 青空文庫
作例 · 標準
旅回りの河原乞食一座が、この町でも公演を行うらしい。
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かつては河原乞食だった彼も、今では劇団の看板役者だ。
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祭りの賑やかしに、面白おかしい河原乞食の芝居が披露された。
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