じとじと
じとじと
形容動詞副詞副詞-と動詞-サ変
標準
damp
文例 · 用例
いでそのモウセンゴケを渠が採集したのは、湯の谷なる山の裾の日当に、雨の後ともなく常にじとじと、濡れた草が所々にある中においてした。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
けばが破れて、じとじとでしょう、弱ったわね、課長さん。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
――牛馬の骨皮を、じとじと踏むような奈落の床を。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
雪隠で詰腹を切る体だね、誠にはやなんとも謂われねえ臭気だぞ、豪傑に支えたと見えてここらじとじとする。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
また四斗樽三箇を備えて、血と臓物を貯えしが、皆ことごとく腐敗して悪臭|生温く呼吸を圧し、敷きたる筵は湿気に濡れ、じとじとと濡いたり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
処が、庭はじとじとしている。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
前夜まで――唯今のような、じとじと降の雨だったのが、花の開くように霽った、彼岸前の日曜の朝、宗吉は朝飯前……というが、やがて、十時。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
正面前の処へ、破筵を三枚ばかり、じとじとしたのを敷込んだが、日に乾くか、怪い陽炎となって、むらむらと立つ、それが舞台。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
作例 · 標準
湿度の高い日だったので、Tシャツがじとじとして気持ち悪かった。
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雨上がりの森は、地面がじとじとしていた。
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梅雨時は洗濯物がなかなか乾かず、いつもじとじとしている。
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