悪洒落
わるじゃれ異読 あくぎ・わるざれ
名詞形容動詞多音語頻度ランク #20284 · 青空 12 例
標準
offensive joke
文例 · 用例
私も今は三十二歳で、こんなに鬚もじゃの大男になって、多少は苦労して来たような気もしているのであるが、やはり、こんな悪洒落みたいな、ふざけた着物を着て、ちびた下駄をはき、用も無いのに公園をのそのそ歩き廻っている。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
今になって考えると、江戸三百年のあいだに、どんな悪戯をしても、どんな悪洒落をしても、江戸城の大玄関前へ行って天下を渡せと呶鳴ったものはない。
— 川越次郎兵衛 『半七捕物帳』 青空文庫
「見てをるよ」といふも少しいかがはしき言葉にて「さうかよ」と悪洒落でもいひたくなるなり。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
宅内――三津五郎――を大きな役にした歌舞妓の悪洒落ももうよい加減に清算するがよい。
— 折口信夫 『手習鑑評判記』 青空文庫
「まあ歩きながら話そう」 悪洒落の続きを切るために、小野さんは一歩橋の真中へ踏み出した。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
その悪洒落は、深刻といふよりも、残酷だ」「まアまア、話をみんなきいてからにしてくれたまへ。
— 坂口安吾 『破門』 青空文庫
そこで彼はパイプに火をつけ、背をかがめて、例の悪洒落の嵐が過ぎ去るのを静かに待った。
— JEAN CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
これらは一種の愛嬌であって春琴を讃える意味にこそなれ侮る心ではなかったけれども遊里の悪洒落に馴れない春琴は余りよい気持がしなかったいつも眼明きと同等に待遇されることを欲し差別されるのを嫌ったのでこう云う冗談は何よりも癇に触った。
— 谷崎潤一郎 『春琴抄』 青空文庫
作例 · 標準
彼は人の容姿をからかうような悪洒落を平気で言うので、皆から嫌われている。
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その場の雰囲気を和ませようとして言ったつもりが、相手を傷つける悪洒落になってしまった。
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いくら親しい仲でも、時と場合をわきまえない悪洒落は許されない。
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