名目的
めいもくてき
形容動詞
標準
nominal
文例 · 用例
しかるにこのやうな名目的眞理についてばかりでなく、我々はまた我々の判斷の思想そのものの眞理について問ふであらう。
— 三木清 『認識論』 青空文庫
しかしそれは名目的真理に過ぎず、その判断の実質的な真理性は何処にあるかと問われるであろう。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
この戦争で酒場がつゞけられなくなり、徴用だの何だのとうるさくなつて名目的に結婚する必要があつたので、独り者で、のんきで、物にこだはらない野村と同棲することにした。
— 坂口安吾 『続戦争と一人の女』 青空文庫
労賃の騰貴はそれを受取る者によっては単に名目的であるに過ぎない。
— PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 『経済学及び課税の諸原理』 青空文庫
しかしもし同一の原因が一般的にすべてに対して作用するならば、その結果は単に名目的に過ぎず、そしてその相対価値にも影響を及ぼさねば、また物々交換――外国貿易も内国商業もすべての商業は実際物々交換であるが――に対する刺戟を何ら減少しもしないであろう。
— PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 『経済学及び課税の諸原理』 青空文庫
この国の減債基金が単に名目的に過ぎないのは遺憾のことである。
— PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 『経済学及び課税の諸原理』 青空文庫
啻にそれらの製造業者の利潤、富及び収入が名目的に増加するのみならず真実にも増加する。
— PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 『経済学及び課税の諸原理』 青空文庫
』 粗生生産物と製造貨物との相違について種々なる考察をなした後、マルサス氏は問う、『しからば、ドゥ・シスモンディ氏と共に、地代をもって、純粋に名目的な価値を有つ唯一の労働生産物であり、そして売手が特別の特権の結果として取得する価格騰貴の単なる結果であると考えることは、可能であるか?
— PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 『経済学及び課税の諸原理』 青空文庫
作例 · 標準
その組織は名目的には自治権を持つが、実際は政府の支配下にある。
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名目的指導者として祭り上げられ、彼は不満を感じていた。
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名目的な存在に過ぎず、彼には決定権がない。
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