気の病
きのやまい
名詞
標準
nervous breakdown
文例 · 用例
また万に一つもと、果敢い、細い、蓮の糸を頼んだ縁は、その話で、鼠の牙にフッツリと食切られたが、…… ドンと落ちた穴の底は、狂気の病院|入じゃ。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
洞斎兄がや、足腰の立たん中気の病人がや、四年越、間がな、隙がな、牝の姿が立違うて、ちょっとの間見えぬでも、噛みついて、咽笛を圧伏せるようにゃ、気精を揉んだは何のためや、お冬おのれが、ここな、この、木彫師、直槙。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
散る気の習癖を治すばかりではない、すべて気の病癖を治そうとする時は例えば偏気の習癖を改めようとするのでも、弛む気の習癖、逸る気の習癖、萎む気の習癖等を治そうとする等の時にも、年齢の老若に依らず若し気を発揮し過ぎる癖があったなら、先ずそれを改めなければならない。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
それは唯、不景気の病的な反動だとだけでとり澄ましていられなかった。
— 山本勝治 『十姉妹』 青空文庫
数百年の久しき、日本にて医学上の新発明ありしを聞かざるのみならず、我が国に固有の難病と称する脚気の病理さえ、なお未だ詳明するを得ず。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
もちろん病気によってはいわゆる気の病いもあるから、心の持ちようで癒る病気もあろう。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
では月山に乗って見ろ」「失礼ながら月山などは、私の眼から見ますると、弱気の病馬に過ぎません」「ほほう左様か。
— 国枝史郎 『郷介法師』 青空文庫
例えば消化管からか、肺からか、他の方法によるか、判らないが、この病気の病理学と関係しない状況によって決定しなければならないだろう。
— ON THE MODE OF COMMUNICATION OF CHOLERA (1854) 『コレラの伝染様式について』 青空文庫
作例 · 標準
働きすぎが原因で気の病を患ってしまい、しばらく休職することになった。
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単なる疲れだと思っていたが、専門家に相談したら気の病だと診断された。
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現代社会では、誰もがふとした拍子に気の病にかかるリスクを抱えている。
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気の病は目に見えない分、周囲の理解と適切なサポートが何よりの薬になる。
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