幻辞.com

薄雪

うすゆき
名詞
1
標準
light snowfall
文例 · 用例
後に残る三人は眼と眼と眼にて、薄雪とは似ても非なる三人笑。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
ひとり南天の實に色鳥の音信を、窓晴るゝよ、と見れば、ちら/\と薄雪、淡雪。
泉鏡花 月令十二態 青空文庫
月が明るくさして薄雪の積んだ六条院の美しい庭で行なわれる踏歌がおもしろかった。
初音 源氏物語 青空文庫
知ってざますよ」「なに、知っている※ どこのものじゃ」「江戸町の角菱楼にいなました薄雪さんざますよ」「その者は、特に達磨がすきじゃったか」「大好きも大好きも、どうしてあんなひょうげたものが好きやら、髪飾り帯下じゅばんの模様まで、身につけるほどの品物はみんな達磨の模様でありんした」「さようか。
達磨を好く遊女 右門捕物帖 青空文庫
では、ついでにも一つ相尋ぬるが、もしやその薄雪とやら申す花魁に、深く言いかわした男はなかったか」「知ってざます、知ってざます。
達磨を好く遊女 右門捕物帖 青空文庫
さて、もうここまで事が運べば、それなる達磨を好いた花魁薄雪の来るか来ないかが、右門の解釈と行動の重大なる分岐点です。
達磨を好く遊女 右門捕物帖 青空文庫
」 なまめかしい声に胸のはずみを現わして、そこに姿をみせたものは、だれならぬ問題の女、薄雪その人でありました。
達磨を好く遊女 右門捕物帖 青空文庫
この種の商売人上がりの美女を形容する場合、おおむね世上では窈窕という文字を使いますが、しかしそれなる薄雪にかぎってはその名の示すとおり窈窕は不適当で、むしろ玲瓏としてすがすがしい玉をのぞむような美しさでありました。
達磨を好く遊女 右門捕物帖 青空文庫
作例 · 標準
例句