どろっと
どろっと異読 ドロッと・ドロっと
副詞動詞-サ変
標準
thickly
文例 · 用例
「あ、飲んでくれはりまっか」 男は嬉しそうに、罎の口をあけて、盃にどろっとした油を注いだ。
— 織田作之助 『秋深き』 青空文庫
赤い血が不気味などす黒さにどろっと固まって点点と続いていた。
— 織田作之助 『道』 青空文庫
ガラス管の中に、清澄な液を口のところまで充たしており、その中に灰色とも薄紫色ともつかない妙な色の、どろっとしたものが漬かっていた。
— 海野十三 『生きている腸』 青空文庫
そこは、虎でもくぐれそうもない蔦葛の密生で、空気は、マラリヤをふくんでどろっと湿っけている。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
どろどろっと出たんだ」「対手は、牧仲太郎。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
あまりの無聊なために私は心がどろっとなってしまった。
— 水野葉舟 『遠野へ』 青空文庫
隙間から覗いて見ると赤黒い物がどろっと玄関に流れていた。
— のの字の刀痕 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
海にきてみますと、水の色はすっかりスミレ色とあい色と灰色になっていて、おまけにどろっとしていて、もうまえのようにみどり色や黄色ではありませんでした。
— グリム Grimm 『漁師とそのおかみさんの話』 青空文庫
作例 · 標準
煮込み料理は、ソースがどろっとするまでじっくり煮込むのが美味しい。
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熱でチョコレートがどろっと溶けて、いい香りが部屋に充満した。
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傷口から血がどろっと流れ出し、慌てて止血した。
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