浄玻璃の鏡
じょうはりのかがみ
表現
標準
mirror found in hell in Enma's chamber that allows people to see their good and bad deeds
文例 · 用例
紺地に金泥のごとく、尊い処へ、も一つの室には名も知れない器械が、浄玻璃の鏡のように、まるで何です、人間の骨髄を透して、臓腑を射照らすかと思う、晃々たる光を放つ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」 さりげない夫人の言葉にも、浄玻璃の鏡をさしむけられたようにすべてを知っていられるのではないかと不安だった……。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
岩「あの浄玻璃の鏡に業の権衡は何うしました。
— 三遊亭円朝 『明治の地獄』 青空文庫
婆「業の権衡は公園にお茶屋が有りまして、其処に据付けて有りますが、皆さんが僕は地獄へ来てから体量が増えたなどゝ云つて悦んで居ります、浄玻璃の鏡は、ストウブを焚きます上に飾つてあります、縁だけ取換へて、娑婆の事が写る、僕は是だけ悪い事をしたなどと云つて在ツしやいます。
— 三遊亭円朝 『明治の地獄』 青空文庫
閻羅大王の処に行くと見る眼かぐ鼻が居たり浄玻璃の鏡があって、人間の魂を皆映し出すという。
— 高村光太郎 『顔』 青空文庫
しかしそんな遠い処まで行かずとも、めいめいの顔がその浄玻璃の鏡である。
— 高村光太郎 『顔』 青空文庫
その様子をみていると、本当に切なさそうで、全く、地獄で、娑婆の罪人を業の秤にかけ、浄玻璃の鏡にひきむけて、閻魔大王の家来達が、折檻しているようにしかみえなかった。
— 第二巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
お白洲は浄玻璃の鏡。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
作例 · 標準
生前の罪は、地獄の王が持つ浄玻璃の鏡によって白日の下にさらされる。
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嘘をつき通そうとした犯人の前に、裁きの場を象徴する浄玻璃の鏡の伝説が語られた。
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昔話の絵本には、恐ろしい形相の閻魔大王と、全てを見通す浄玻璃の鏡が描かれている。
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