云為
うんい
名詞動詞-サ変
標準
sayings and doings
文例 · 用例
しかし因果律の解釈や、認識論学者の取扱うごとき問題は、余のここに云為すべき所にあらず。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
で、性急な批評家の或る者は氏の芸術の硬化や、行き詰まりを云為してゐる。
— ――全人間的な体現を――(その一、芥川龍之介氏) 『現代作家に対する批判と要求』 青空文庫
そうしてまた、加速度の数値を五けた六けたまでも詳しく云為する場合には、実測加速度から規準加速度を導出するためにいろいろさまざまの「補正」を要するのである。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
それ以外に奈良原翁の人格を云為するものは皆、痩犬の遠吠えに過ぎなかった事実を見ても、容易に想像出来るであろう。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
つまり天下の政治を云為する結社が区々たる知事|風情の恩義を蒙るなぞいう事は面白くないという気持であったらしいが、対岸の福岡市では時ならぬ海上の炬火を望んで相当騒いだらしい。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
もしそれ翁の「芸道の丈夫」云々の一事に至っては、吾々門下の云為すべき事柄でないかも知れないが、しかし、そうした芸風は翁の晩年に於ても吾々が日常に感銘させられ過ぎる位感銘させられていた事実であった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
我ら女子の身なりとも、国のためちょう念は死に抵るまでも已まざるべく、この一念は、やがて妾を導きて、頻りに社会主義者の説を聴くを喜ばしめ、漸くかの私欲私利に汲々たる帝国主義者の云為を厭わしめぬ。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
全体主義に哲学が無い、思想が無いなどと云為されて来たことが、これでノンセンスになったことを知るであろう。
— 国枝史郎 『全体主義』 青空文庫
作例 · 標準
例句