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一分一厘

いちぶいちりん
名詞
1
標準
(not even) a bit of
文例 · 用例
彼の風貌は、馬場の形容を基にして私が描いて置いた好悪ふたつの影像のうち、わるいほうの影像と一分一厘の間隙もなくぴったり重なり合った。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
何故かなら会社で必要なのは、一分一厘違わず、スポッとその中へ発電所が嵌りさえすればいいのだったから。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫
歌の生死の境が真に一分一厘の処にあるのであるから、ほんの一厘の差で乾燥無味に陥って終うのである。
伊藤左千夫 歌の潤い 青空文庫
しかしながらとにかく、人生を一分一厘のムダもなく、隅々まで完全に利用し盡し、しかも完全に享樂して生きる人は、萬人の批判から見て眞の「幸福人」にちがひない。
萩原朔太郎 所得人 室生犀星 青空文庫
彼の風貌は、馬場の形容を基にして私が描いて置いた好惡ふたつの影像のうち、わるいはうの影像と一分一厘の間隙もなくぴつたり重なり合つた。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
一々事実にくっ付けて一分一厘|隙のないようにキチキチとキメツケて行く苦しさに、いつも書きかけては屁古垂れさせられて終います。
夢野久作 涙香・ポー・それから 青空文庫
養父の考えと一分一厘違いありません」「そうでしょう……これが一番常識的な考え方で、前後を一貫した事実のすべてとピッタリ符合するのですからね」「そうです。
夢野久作 復讐 青空文庫
その二人は、どちらも顔付きから智恵や学問や背恰好、髪の毛の数まで、一分一厘違わぬので御座います。
夢野久作 白髪小僧 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4