雨もよい
あまもよい異読 あめもよい
名詞
標準
threat of rain
文例 · 用例
時に雨もよいの夏雲の閉した空は、星あるよりも行方|遥かに、たまさか漏るる灯の影は、山路なる、孤家のそれと疑わるる。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
雨もよい雨よぶ声の寒けども寒しともなし、寂しけどなにか笑へり。
— ――長歌体詩篇二十一―― 『観想の時』 青空文庫
十四一八九三年十一月×日 いやな雨もよいの朝、巨きな雲。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
三月のはじめ、永い日も、午から雨もよいの、曇り空で、長屋建の平屋には、しかも夕暮が軒に近い。
— 泉鏡花 『白花の朝顔』 青空文庫
本来ならば月の明るい頃であるが、今夜は雨もよいの暗い空に弱い星の光りが二つ三つひらめいているばかりであった。
— 岡本綺堂 『馬妖記』 青空文庫
四月に入ってから雨もよいの日が続いたのは、月夜を嫌う馬狩りのためには仕合せであった。
— 岡本綺堂 『馬妖記』 青空文庫
と――定例の十日の朝はまちがいなく参りましたが、あいにくとその日は朝から雨もよいです。
— 南蛮幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
出た煙はじゅくじゅくした雨もよいに、真直ぐ空にものぼれず、ゆっくり横ひろがりになびいて、野面をすれずれに広がって行った。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日雨もよいについて考えている。
雨もよいという言葉は日本語で重要だ。
彼は雨もよいの意味を理解している。
この文には雨もよいが含まれている。