穹門
穹門
名詞
標準
文例 · 用例
その雪田もズッと裾の方へ行くと、雪の穹門から水が滾々と湧き出ていて、洞内に高山植物などが美しく咲いている、但し夏日うっかり奥まで深く這入ると、雪がくずれて圧倒する危険がないとも限らぬ。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
定刻となれば、砂場の穹門から陽気な軍楽隊を先に立て、しゅくしゅくと繰り出して来たのが、金糸銀糸で刺繍した上衣に鍔広帽子をかぶった仕止師、続いて銛打師、やせ馬にまたがった槍騎士。
— 乱視の奈翁 ――アルル牛角力の巻―― 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
まず最切に『山猫』が恐ろしい勢いで穹門から駆け出して来た。
— 乱視の奈翁 ――アルル牛角力の巻―― 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
日ごろ、よほど仲の悪い同士であったとみえて、いきなり穹門の前で四つに組もうとしたが、残った!
— 乱視の奈翁 ――アルル牛角力の巻―― 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
|中入りがすんで、穹門から現われた『ヘルキュレス』の横っ腹を見ると、右の前肢のところに、誰れの仕業か、黒ペンキで大きな的が書かれてあった。
— 乱視の奈翁 ――アルル牛角力の巻―― 『ノンシャラン道中記』 青空文庫