尾籠
びろう
形容動詞名詞
標準
indecent
文例 · 用例
尾籠な話であるが室戸の宿の宿泊料が十一銭であったことを覚えている。
— 寺田寅彦 『初旅』 青空文庫
人のいい驢馬の稚気に富んだ尾籠、そしてその尾籠の犠牲になった子供の可愛い困惑。
— ――或る私信―― 『橡の花』 青空文庫
」とお丹の指揮に手空の奴等、一足先に駈出だして、派出所の前にずらりと並び、臆面もなく一斉に尾籠の振舞、さはせぬ奴は背後より手を拍きて、「鳴るは滝の水。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
尾籠ながら、私はハタと小用に困つた。
— 泉鏡太郎 『露宿』 青空文庫
芝生の花壇で尾籠なほど生の色の赤い花、黄の花、紺の花、赭の花が花弁を犬の口のように開いて、戯れ、噛み合っている。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
いや、どうにも、無礼千万、奇怪至極、尾籠低級!
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
熱い汁が下腹へ、たらたらと染みた処から、一睡して目が覚めると、きやきや痛み出して、やがて吐くやら、瀉すやら、尾籠なお話だが七顛八倒。
— 泉鏡花 『薬草取』 青空文庫
」言ってしまってから、ひどく尾籠なことを言ったような気がした。
— 太宰治 『乞食学生』 青空文庫
作例 · 標準
彼の尾籠な冗談に、皆は一瞬顔をしかめた。
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公共の場で尾籠な話をするのは、TPOをわきまえない行為だ。
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その作家の作品には、時折、尾籠な描写が含まれていることがある。
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