小酒
こさけ異読 こざけ
名詞
標準
small drink
文例 · 用例
行届いた小取まわしで、大びけすぎの小酒もり。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
それを全達が仲裁して、一旦は無事に納まったんですが、全達とても内心は面白くない一人ですから、結局は石田や水野と心をあわせて、十五夜の晩に月見の小酒盛を催し、酔った振りをして喧嘩を吹っかけて、その場で全真を殺してしまう。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
そして直ぐお鳥とお政さんとに小酒宴の用意をさせた。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
大変に失礼な引例のしかたですが、正直のところ、小酒井不木氏の「恋愛曲線」を読んで、乱歩氏とは違った感じの「美の戦慄……戦慄の美」が日本にもう一つ存在する事を知ったのは、たしかに、それから後の事でした。
— 夢野久作 『江戸川乱歩氏に対する私の感想』 青空文庫
お菊がこの屋敷へ奉公に来た明る年、彼女が十七の春の末、丁度今から一年ほど前のおぼろ月夜に、白柄組の友達が三、四人たずねて来て、いつものように小酒盛が始まった。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
チェスタトンの探偵小説の価値を非常に高く評価する人も中にはあるが、それは探偵小説の独自性を認めない人々であって、私は彼の作品、わけても、小酒井不木が彼の傑作として翻訳紹介した『孔雀の樹』のような作品は探偵小説としては実に退屈な失敗の作だと思っている。
— 平林初之輔 『現下文壇と探偵小説』 青空文庫
短い紙面に複雑な内容を盛って、すらすらとさばいてゆく手際に至っては、探偵小説界に、小酒井、江戸川両|耆宿をはじめ新人少なからずといえども、氏の右に出ずるものはまずなかろうと思う。
— 平林初之輔 『甲賀三郎『琥珀のパイプ』序』 青空文庫
ここでは犯罪文学の研究者として、探偵小説の作家として、また翻訳者紹介者としての小酒井不木氏の業績について一言して、氏に対する哀悼の意を表したいと思う。
— 平林初之輔 『小酒井不木氏』 青空文庫
作例 · 標準
ちょっと小酒でもどう?いいねえ、一杯だけなら。
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晩酌に小酒を嗜むのが、彼の日課になっている。
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夕食の前に、軽く小酒を一杯だけ飲んだ。
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