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歌詩

かし
名詞
1
標準
文例 · 用例
歌詩人は、せいぜい汎神論にまでしか行き得ない。
中原中也 河上に呈する詩論 青空文庫
しかも二十歳を越える頃から、俄かにこころを改めて読書をはげみ、歌詩をも巧みに作るようになった。
宣室志(唐) 中国怪奇小説集 青空文庫
で私は酒に酔ふと稍ともすれば声を挙げて、大昔の酒神頌歌者や哀歌詩人に依つて詠まれた愉快な歌を口にして、余も亦彼等の如く一切の生命を酒と竪琴楽に托して、夢も現もなべて明るく歌ひ暮したいものであるが――などゝいふ嘆息を洩らすのであります。
牧野信一 歌へる日まで 青空文庫
* 斯のやうに私は、その生活を歌のために踏みにぢられ、悲惨な目に遇ひながらも飽かずに往古の哀歌詩人の上を想ひ、羨んでゐたところが、近く私は、村長の頼みに依つて、登場歌――合唱歌――哀悼歌――の三部より成る酒神頌歌を創ることになつたのであります。
牧野信一 歌へる日まで 青空文庫
容貌も秀麗、風姿も典雅、和歌詩文にも長けていて、今日信玄の作として世に知られている和歌の多くはまことは主水の作であった。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
あるいは俳諧を研究する者和歌、漢詩、西詩を知らず、たまたま某歌詩人の家集を読んで曰く、この人某俳人に似たりと。
正岡子規 俳諧大要 青空文庫
戦争がはじまり昨日の艶歌師は、たちまち今日の軍歌詩人に早変りをし、あいかわらず二階から二枚相当の原稿紙に軍歌を作成、レコード会社に手交していた。
室生犀星 〈我が愛する詩人の伝記〉(補遺) 青空文庫