幻辞.com

別業

べつぎょう
名詞
1
標準
villa
文例 · 用例
この住居は父が静を養うために古屋を購った別業の荒れたのである。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
あはれも、そゞろ身にしみて、春の夕の言の契は、朧月夜の色と成つて、然も桃色の流に銀の棹さして、お好ちやんが、自分で小船を操つて、月のみどりの葉がくれに、若旦那の別業へ通つて來る、蓋しハイカラなものである。
泉鏡太郎 みつ柏 青空文庫
以來、百家の書を讀んで、哲學を修する、と稱へて、別業に居續けして、窓を閉ぢて、垣を開いた。
泉鏡太郎 みつ柏 青空文庫
此處往時北越名代の健兒、佐々成政の別業の舊跡にして、今も殘れる築山は小富士と呼びぬ。
泉鏡太郎 蛇くひ 青空文庫
橄欖の林に隱顯せる富人の別業の邊よりはに低く、一叢の雲は山腹に棚引きたり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
車は情なくして走り、一|堆の緑を成せるブレンタの側を過ぎ、垂楊の列と美しき別業とを見、又遠山の黛の如きを望みて、夕暮にパヅアに着きぬ。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
諸侯の別業で、一器、六方石の、その光沢水晶にして、天然に簫の形をしたのがある。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
しかし谷中の別業には既に度々招かれていたことは「初夏ノ二十三日林公ガ日暮ノ村荘ニ遊ブ。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫
作例 · 標準
週末は都会の喧騒から離れ、軽井沢の別業で過ごすのが彼らの日課だ。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
定年退職後は、海の見える別業でゆっくりと暮らしたい。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
社長は週末になると、よく葉山の別業に滞在しているらしい。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
ウィキペディア

別業(なりどころ/べつぎょう)とは、古代貴族の別荘のこと。田荘(たどころ)を「なりどころ」と読ませて表記する事例もある。

出典: 別業 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0