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暴勇

ぼうゆう
名詞
1
標準
文例 · 用例
とたんにやぶれかぶれの暴勇、むちゅうでぬいた刀をふりかぶって、「もうこれまでだ、やっつけろ」 と一時に斬ってかかる、刹那!
山本周五郎 だんまり伝九 青空文庫
なんじ、昨夜は、またもや麓にでて飲酒の戒を破って大酔のまま帰山せしのみならず、山門において、例のごとく暴勇をふるい、番僧|雑人十数名を殺傷し、あまっさえわが文殊院の至宝たる仁王像を引きずり下ろして微塵となし、それに尿を放って、快を叫ぶなど、沙汰の限りな狼藉の果て、今暁までその場に眠りおったとのこと。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
その杯を持つにつけ、宋江は武松の度に過ぎた従来の義憤と暴勇が、大半みんな酒の業するところと見て憂えていたので、「君、酒は愛して飲むべしだよ。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
何ぶんにも、黒旋風|李逵の名は、その暴勇の聞えは、江湖に高い。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
暴勇は笑いぐさだぞ。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
――燕青危うしと見るや、さっきからすぐ舞台わきにいた黒旋風の李逵が、「さあ、こんどは、俺の出番だ」 とばかり躍り出して、以来、我慢に我慢をしぬいていた持ち前の暴勇を奮い出したからでもある。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
さりながら血気にはやる暴勇
吉川英治 剣難女難 青空文庫
いかに勇なりといえ、甲軍のこういう強襲は、いささか暴勇に近い恨みもあるように思えるが、この中央軍のうちには、小幡、内藤、原などという兵学にも明るく実戦にも精通している指揮者が参加しているのである。
第五分冊 新書太閤記 青空文庫