切れ目のない
きれめのない
表現連体詞
標準
seamless
文例 · 用例
遮断されていた生活からいきなり激動の三日間を暮し、再び切れ目のない単調な寒さの中にかえって来て縁のない畳が三枚しいてあるところへ坐ると、堪え難い疲労が襲って来た。
— 宮本百合子 『わが父』 青空文庫
七月二十六日(水曜) 生活の二重の潮、 底潮は自分の、今、迷い苦しむ、切れ目のない重さだ。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
色彩と象徴の切れ目のない雲を離れて単に信じ難い出来事を羅列しても、無内容かつ無意味で、避けるべきです。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『怪奇小説の執筆についての覚書』 青空文庫
田舎風の、古めかしく陰気な、八畳の茶の間の片隅に、内気な弱々しい子供が、積木のおもちゃで、彼のまわりに切れ目のない垣を作り、その中にチンと坐って、女の子の様に人形を抱いて、涙ぐんで、そのお人形と話をしたり、頬ずりをしたりしている光景である。
— 江戸川乱歩 『蟲』 青空文庫