護摩の灰
ごまのはい異読 ごまのはえ
名詞多音語
標準
thief posing as fellow traveller (traveler)
文例 · 用例
道づれは可けれども、道中松並木で出来たと言うで、何とやら、その、私が護摩の灰ででもあるように聞えるじゃ。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
……三嶋の宿で護摩の灰に胴卷を拔かれたあとの、あはれはこゝに彌次郎兵衞、のまず、くはずのまず、竹杖にひよろ/\と海道を辿りながら、飛脚が威勢よく飛ぶのを見て、其の滿腹を羨んだのと思ひは齊しい。
— 泉鏡花 『遺稿』 青空文庫
……三嶋の宿で護摩の灰に胴巻を抜かれたあとの、あわれはここに弥次郎兵衛、のまず、くわずのまず、竹杖にひょろひょろと海道を辿りながら、飛脚が威勢よく飛ぶのを見て、その満腹を羨んだのと思いは斉しい。
— 遺稿 『遺稿』 青空文庫
二人の舁夫は、相手は女連れで金も有りそうだし、殊に高価の貨物を提げてるという事をチラリと聞いたから、間が宜くば暗い処へ引摺込み、残らず引ッ剥うという護摩の灰の二人で、誠に悪い奴でございます。
— 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) 『粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)』 青空文庫
「下級の長脇差」というのは、博奕打の悪いの、三下奴とでもいうような心持で書いたんでしょうが、博奕打は博奕打としておのずから別のもので、護摩の灰や追剥を働くものとは違う。
— 三田村鳶魚 『中里介山の『大菩薩峠』』 青空文庫
追剥以上に出て、斬取強盗をするようなやつなら、護摩の灰なんぞが出来るはずはない。
— 三田村鳶魚 『中里介山の『大菩薩峠』』 青空文庫
作者は護摩の灰をどんなものと思っているのか。
— 三田村鳶魚 『中里介山の『大菩薩峠』』 青空文庫
護摩の灰と云ふと、今では泥坊の事のやうに思つてゐますが、元來はさうぢやない。
— 三田村鳶魚 『物貰ひの話』 青空文庫
作例 · 標準
あの男は、人を騙してばかりいる護摩の灰のような奴だ。
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昔の街道には、旅人を狙う護摩の灰がいたという。
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そんな護摩の灰には、絶対に騙されてはいけない。
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