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引き札

ひきふだ
名詞
1
標準
文例 · 用例
また通俗科学雑誌のページと口絵をにぎわすものの大部分は科学的商品の引き札であったり、科学界の三面記事のごときものである。
寺田寅彦 科学と文学 青空文庫
活動の引き札かと思ったら大違い。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
こうして一月ばかりして開票されると、投票数が何千何百人、当選者の氏名なぞをその往来に貼り出して、今度は名前入り引き札付きの紙を売るので、押すな押すなの盛況で売れて行く。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
広告の引き札や名刺が主で、時には郡役所警察署の簡単な報告などを頼まれて刷ることもあるが、それはきわめてまれであった、棚に並べたケースの活字も少なかった。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
頼まれては手拭いの模様さらに引き札の図案さえもした。
国枝史郎 北斎と幽霊 青空文庫
それと同時に、引き札がわりに撒くような雑誌をつくるようになって、彼は鍛冶屋を止めました。
伊藤野枝 ある男の堕落 青空文庫
この店で市中へ撒いた引き札に、古酒一升につき大酒代六十四文、西宮上酒代七十二文、伊丹西宮上酒代八十文、池田極上酒代百文、大極上酒代百十六文、大極上々酒代百三十二文とある。
佐藤垢石 酒渇記 青空文庫
ところが、同じ引き札に醤油の値段も書いてある。
佐藤垢石 酒渇記 青空文庫
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引き札 、または 引札 (ひきふだ)は、江戸、明治、大正時代にかけて、商店、問屋、仲買、製造販売元などの宣伝用チラシ。広告の歴史資料としてだけでなく、独特の色合いと大胆な図柄から美術品としての価値もある印刷物として蒐集の対象ともなり、各地の博物館に所蔵されるほか、展覧会も開かれている。

出典: 引き札 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0