掻棒
掻棒
名詞
標準
文例 · 用例
――見張人の頭骸骨は、背後より加えられし、火掻棒ようのものの一撃によってめちゃめちゃとなりおりたり。
— コナンドイル Arthur Conan Doyle 『株式仲買店々員』 青空文庫
鼠が壺をバリバリ引つ掻くとか、自身で火掻棒につまづくとかすると――さあ大変だ!
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
あの森の中にはジプシイが住んでをつて、妖女が火掻棒に跨がつて空を翔けまはるやうな晩に限つて、巣窟から出てきて、鉄を煉つのぢや。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
だが、二人がほつとする暇もなく、女房は土間へ降りて、火掻棒を手にしてゐた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
そして逸早く亭主の両手と、織匠の背中とへ火掻棒で一撃を与へておいて、袋の傍へ駈け寄つた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
「あんたとこの火掻棒は鉄ぢやと見えるね!
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
「うちの女房が去年の市で二十五|哥出して買つた火掻棒は、こんなに……痛かあねえだが……。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
女房は再び火掻棒に手を掛けたが、ちやうどその時、袋のなかからチューブが這ひずり出して、たつた今、長い眠りから眼が覚めたといはんばかりに、伸びをしながら、玄関のまん中にぬつと突つ立つた。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫