有意的
ゆういてき
形容動詞
標準
intentional
文例 · 用例
然るに素質は自覚されてからは物性を超越するもの、従て有意的に変るものであります。
— 中原中也 『小林秀雄小論』 青空文庫
「酒手で馬は動きません」 わずかに五銭六厘を懐にせる奴は驚きかつ惜しみて、有意的に御者の面を眺めたり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
対象に純一になること、即ち注意を向けることを有意的といえばいいうるであろうが、この点においては知覚も同一であろうと思う、我々は見んと欲する物に自由に注意を向けて見ることができる。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
また意志は多く内より目的を以て進行するというが、知覚であっても予め目的を定めてこれに感官を向ける事もできる、特に思惟の如きは尽く有意的であるといってもよい。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
行為とは右にいったように意識されたる目的より起る動作のことで、即ちいわゆる有意的動作の謂である。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
自我発展主義だけでは、人間の活動が動物に共通する自然的、受動的、盲目的運動の域から一歩脱して、纔かに自発的、創造的、有意的活動の端緒に就いたというだけで、まだその目的が一定しないのですが、文化主義の自覚を待って初めて自我発展主義に「眼」もしくは「魂」を入れたということが出来ると思います。
— 与謝野晶子 『婦人改造の基礎的考察』 青空文庫
文化とは、人間が自発的、創造的、有意的の努力の結果として作り上げた事象の全体をいい、その内容としては、高田さんに従えば「一は吾人の心理的内容及びこれに伴随する動作にして、人為を待ちて成立し、従いて価値を認めらるるもの、宗教、科学、芸術、哲学等より、言語、道徳、法律、習慣、風俗等の内容に及ぶ。
— 与謝野晶子 『婦人改造の基礎的考察』 青空文庫
何故なら、自分の作品は無意的記憶(〔la me'moire involontaire〕)と有意的記憶(〔la me'moire volontaire〕)との差別によつて支配されてゐるのだから。
— 神西清に 『プルウスト雜記』 青空文庫
作例 · 標準
その決定は、有意的に行われたものと判断される。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼の発言には、有意的ないたずらが込められていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
有意的な行動は、しばしば意図せぬ結果を招く。
幻辭AI · gemini-2.5-flash