巣をくう
すをくう
表現動詞-五段-ウ行
標準
to build a nest
文例 · 用例
しかしどうしても登りたいという一念は幼い胸に巣をくうた。
— 寺田寅彦 『花物語』 青空文庫
村のある旧家につばめが昔から巣をくうていたが、一日家の主人がつばめに「お前には長年うちで宿を貸しているが、時たまにはみやげの一つも持って来たらどうだ」と戯れに言った事があった。
— 寺田寅彦 『花物語』 青空文庫
あれは鴻の鳥が巣をくう為かと思いました処が、そうではない亥太郎から初まった事だそうでございます。
— 三遊亭圓朝 『業平文治漂流奇談』 青空文庫
このおおどかな梵音が山中をゆさぶって、木の根に巣をくう虫けらまで仏願に喰い入るほども鳴りひびいたに、まだ執念く呪いをかけようというのだな。
— 郡虎彦 『道成寺(一幕劇)』 青空文庫
帽子にゃ巣をくう 着物はやぶる、奥さん方の おしゃべりさえも、きいきいごえで けされる始末。
— ロバアト・ブラウニング 『魔法の笛』 青空文庫
雀もほったらかし燕にも門戸閉鎖で、彼等が既に林か崖の下に、巣をくう小鳥に変化しなければならぬような状態で、単に小鳥の趣味から巣箱に珍客を招こうとしても、そんなことは私は知りませんと、小鳥の方でいうかも知れない。
— 野鳥雑記 『野草雑記・野鳥雑記』 青空文庫
作例 · 標準
軒下にツバメが巣をくうのは、縁起が良いことだと教わった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
古い空き家には、いつの間にか害虫が巣をくっていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
都会の喧騒を離れ、森の奥深くで静かに巣をくう鳥たちの声を聞く。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview