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爪皮

つまかわ
名詞
1
標準
protective cover on a clog
文例 · 用例
驚いて見かへるに暴れ者の長吉、いま廓内よりの歸りと覺しく、浴衣を重ねし唐棧の着物に柿色の三|尺を例の通り腰の先にして、黒八の襟のかゝつた新らしい半天、印の傘をさしかざし高足駄の爪皮も今朝よりとはしるき漆の色、きわ/″\しう見えて誇らし氣なり。
樋口一葉 たけくらべ 青空文庫
驚いて見かへるに暴れ者の長吉、いま廓内よりの帰りと覚しく、裕衣を重ねし唐桟の着物に柿色の三尺を例の通り腰の先にして、黒八の襟のかかつた新らしい半天、印の傘をさしかざし高足駄の爪皮も今朝よりとはしるき漆の色、きわぎわしう見えて誇らし気なり。
樋口一葉 たけくらべ 青空文庫
驚いて見かへるに暴れ者の長吉、いま廓内よりの歸りと覺しく、裕衣を重ねし唐棧の着物に柿色の三尺を例の通り腰の先にして、黒八の襟のかゝつた新らしい半天、印の傘をさしかざし高足駄の爪皮も今朝よりとはしるき漆の色、きわ/″\しう見えて誇らし氣なり。
樋口一葉 たけくらべ 青空文庫
然も其の日は、午前の中、爪皮の高足駄、外套、雫の垂る蛇目傘、聞くも濡々としたありさまで、(まだ四十には間があるのに、壮くして世を辞した)香川と云ふ或素封家の婿であつた、此も一人の友人の、谷中天王寺に於ける其の葬を送つたのである。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
かてて加えて爪皮の掛った日和下駄で、見上げるばかり大いのが、もくもくとして肩も胸も腹もなく、ずんぐり腰の下まで着込んだのは、羆の皮を剥いた、毛をそのままにした筒袖である。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
路は恁う乾いたのに、其の爪皮の泥でも知れる、雨あがりの朝早く泥濘の中を出て來たらしい。
泉鏡太郎 艶書 青空文庫
」 と私がいふと、同伴は蝙蝠傘のさきで爪皮を突きながら、「――そこを眞直が福島橋で、そのさきが、お不動樣ですよ、と圓タクのがいひましたね。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
横笛だけは、お嬢さんを三人で包んで立った時、焦茶の中折帽を真俯向けに、爪皮の掛った朴歯の日和下駄を、かたかたと鳴らしざまに、その紋緞子の袴の長い裾を白足袋で緩く刎ねて、真中の位置をずれて、ツイと軒下を横に離れたが。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
作例 · 標準
新しい下駄を買ったので、雨に濡れないよう爪皮をつけてもらった。
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昔の人は、雨の日には下駄に爪皮を装着して外出していた。
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この爪皮は、職人が一つ一つ手作りしたもので、とても丈夫だ。
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