丸のみ
まるのみ
名詞
標準
gouge
文例 · 用例
もしもこれらのおとぎ話を、尻の曲がったごうなの殻にでも詰め込んで丸のみにさせられていたのであったら、とうの昔に体外に排泄されてどこかよその畑の肥料にでもなっていたことであろうと思う。
— 寺田寅彦 『さるかに合戦と桃太郎』 青空文庫
大蛇が豚を一匹丸のみにして寝ている。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
何百億という狂気めいた予算が丸のみされて、戦争は進められたのだが、その数億にしろ、現実には一銭なしにはじまらないのである。
— 宮本百合子 『郵便切手』 青空文庫
即ち、笹千代と吉丸のみ。
— 国枝史郎 『高島異誌』 青空文庫
或日鷲郎は、食物を取らんために、午前より猟に出で、黄金丸のみ寺に残りてありしが。
— 巌谷小波 『こがね丸』 青空文庫
その時アンコウは急に大きな口を開いて小魚を丸のみにしてしまうのである。
— 丘浅次郎 『自然界の虚偽』 青空文庫
これ、鵜は物を丸のみにするものなれば、そのように骨の喉よりただちに下るように祈るの意ならん。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
龍睡丸のみんなは、勇みたってきた。
— 須川邦彦 『無人島に生きる十六人』 青空文庫
作例 · 標準
彫刻刀のセットの中から丸のみを選び、木材の表面を滑らかな曲線に削っていく。
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職人の手によって使い込まれた丸のみは、驚くほど鋭い切れ味を保っている。
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丸のみを使って仏像の衣のひだを表現するのは、非常に繊細な技術を要する。
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