ちゃち
ちゃち異読 チャチ
形容動詞頻度ランク #43707 · 青空 35 例
標準
cheap
文例 · 用例
芝居裏の二枚看板、ちゃちなぽん引にうっかりつれこまれようとして、あわてて羽織|芸妓の裾のもとをかいくぐって、食傷路地に出てくると、鶴源の板前が瑪瑙色に塗った魚類の食楽地獄だ。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
ちゃちな小利巧の仲間。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
小豆島と高松を往復する一〇〇|噸足らずのボロ汽船であったが、彼の石炭のいれ方がちゃちだから船が進まんと、罐の前でへっぴり腰を蹴り飛ばされた。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
しゅん子なんて、物心地のつかないうちに、もう東京へ来て山形の見事な雪景色を知らないから、こんな東京のちゃちな雪景色を見て騒いでいやがる。
— 太宰治 『雪の夜の話』 青空文庫
厳酷、その奥底には、人間の本然の、あたたかい思いやりで一ぱいであるのだが、冷酷は、ちゃちなガラスの器物の如きもので、ここには、いかなる花ひとつ、咲きいでず、まるで縁なきものである。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
かたちの間抜けにしんから閉口して居ると、私の中のちゃちな作家までが顔を出して、「人間のもっとも悲痛の表情は涙でもなければ白髪でもなし、まして、眉間の皺ではない。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
折井は神田でちゃちな与太者に過ぎなかったが、一年の間に浅草の方で顔を売り、黒姫団の団長であった。
— 織田作之助 『妖婦』 青空文庫
ぞろりと着流しの上へ総絞りの兵児帯を結んだ男の恰好はいかにもちゃちな与太者めいていたが、歩を移すたびにその結び目が尻の上で揺れるので、うしろから見て豹一はふとおかしくなった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
作例 · 標準
「おい、その時計、ちゃちに見えるけど大丈夫か?」と友人が心配そうに言った。
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ちゃちな作りのおもちゃはすぐに壊れてしまうから、もう買わない。
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見た目はちゃちでも、使い勝手がいいなら文句はない。
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