有林
ゆうりん
名詞
標準
文例 · 用例
ところがそれらの森林は国有林になってしまった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
それより、藩内の各地は頻りに造林につとめ、百有余所の大藩有林を設けるに及んだ。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
御料林でなければ、県有林だった。
— 黒島伝治 『名勝地帯』 青空文庫
これは農閑期を利用し國道、縣道、村道の何れを問はず、あらゆる道路の修繕を引き受けてやるもので、川のバラスや砂の權利を持つことが出來、必要な時には村有林の木を伐り出す自由を持つことが出來るが、元來が奉仕的な仕事であるから、勞働に對する報酬は殆どなかつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
昨晩だつて君、九時頃に來た電報の「北海道官有林附與問題」といふのを、君が「不用問題」と書いたつて、工場の小僧共が笑つてたよ。
— 石川啄木 『病院の窓』 青空文庫
昨晩だつて君、九時頃に来た電報の「北海道官有林附与問題」といふのを、君が「不用問題」と書いたつて、工場の小僧共が笑つてたよ。
— 石川啄木 『病院の窓』 青空文庫
この福島支庁の主任が言うようにすれば、五木という五木の生長するところはことごとく官有地なりとされ、従来の慣例いかんにかかわらず、官有林に編入せられることになる。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
人民入るべからずの官有林にはいって、盗伐の厳禁を犯すものが続出した。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫