かぎ裂き
かぎざき
名詞
標準
rip
文例 · 用例
そうして電車停留場の安全地帯に立っていたら、通りかかったトラックの荷物を引っ掛けられて上着にかぎ裂きをこしらえた。
— 寺田寅彦 『藤の実』 青空文庫
大きなかぎ裂きのある印半纏に、三尺をぐるぐるまきつけた、若い女もあった。
— 芥川龍之介 『水の三日』 青空文庫
上も下も胸も、泥まみれになっていたうえ、肘のところは破れ、ズボンにも、かぎ裂きのような箇所があり、見れば見る程、見られたざまではなかった。
— 海野十三 『英本土上陸戦の前夜』 青空文庫
「ふーん、これはどうしたんだ」 どこで、こんなに土まみれとなり、かぎ裂きをこしらえたのであろうか。
— 海野十三 『英本土上陸戦の前夜』 青空文庫
躯つきは痩せて小さかったが、知恵のまわるのとすばしっこいことは無敵で、たいてい年上の子と暄曄をしても負けたことがない、――いつも着物はかぎ裂き、手足は泥んこ、どこかにひっ掻き傷か瘤をでかしていないことはなかった。
— 山本周五郎 『桑の木物語』 青空文庫
大へんなかぎ裂きだ。
— 江戸川乱歩 『黒蜥蜴』 青空文庫
かぎ裂きをつくろったあとがある。
— 江戸川乱歩 『黒蜥蜴』 青空文庫
「黒トカゲ」は、長椅子の一方の腕にもたれて、何か怖いものでも見るように、その長椅子の表面のかぎ裂きのあとを見つめていた。
— 江戸川乱歩 『黒蜥蜴』 青空文庫
作例 · 標準
新しいシャツに木の枝でかぎ裂きができてしまった。
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ジーンズのかぎ裂きを繕うのに苦労した。
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彼は転んだ拍子にズボンにかぎ裂きを作ってしまった。
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この布は丈夫だから、簡単にはかぎ裂きにならない。
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