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造寺

ぞうじ
名詞
1
標準
文例 · 用例
気になるお方とやら申すは一体何ものじゃ」「勿論御名を申しあげたら御存じでごぜえましょうが、いつぞや大阪御城の分銅流し騒動でやかましかった、竜造寺長門守様でごぜえます」「なに!
江戸に帰った退屈男 旗本退屈男 第九話 青空文庫
造寺殿が糸を引いておるとのう。
江戸に帰った退屈男 旗本退屈男 第九話 青空文庫
あったらまた御上でも棄てちゃおきますまいが、乾児の若けえ者達の話によると、竜造寺の殿様が二三度あの道場へこっそり御這入りなすったところをたしかに見かけた、と言うんでごぜえます。
江戸に帰った退屈男 旗本退屈男 第九話 青空文庫
釜淵番五郎が大阪者だというのも気になるが、竜造寺のお殿様もまたその大阪とは因縁の深けえお方でごぜえますから、それこれを思い合わせて考えまするに、どうも何か黒幕で糸を操っていらッしゃるんじゃねえかと思うんでごぜえます。
江戸に帰った退屈男 旗本退屈男 第九話 青空文庫
造寺殿が蔭におるとはちと大物じゃな」 主水之介の面は、キリキリと俄かに引き締まりました。
江戸に帰った退屈男 旗本退屈男 第九話 青空文庫
話のその竜造寺長門守こそは、実に、人も知る戦国の頃のあの名将竜造寺家の流れを汲んだ、当時問題の人だったからです。
江戸に帰った退屈男 旗本退屈男 第九話 青空文庫
問題の人竜造寺長門守がそれでした。
江戸に帰った退屈男 旗本退屈男 第九話 青空文庫
これが普通だったら秩禄没収、御家は改易、その身は勿論切腹と思われたのに、竜造寺家末流という由緒から名跡と徳川家客分の待遇が物を言って、幸運にも長門守は罪一等を減ぜられた上、即日城代の御役は御免、二万石を八千石に減額、九十日間の謹慎という寛大すぎる寛大な裁断が下ったのでした。
江戸に帰った退屈男 旗本退屈男 第九話 青空文庫