信濃金梅
しなのきんばい異読 シナノキンバイ
名詞
標準
Trollius riederianus var. japonicus (Japanese variety of the Kamchatka globeflower, Trollius riederianus)
文例 · 用例
白樺の痩せた稚い樹が出て来て、その中から山桜の花が、雪のように咲いている、四月の色は北岳の北の尾根から、信濃金梅の傾斜を伝わって、この森林にまで、流れ込んでいる。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
此処は白馬浅葱、白馬扇、白山小桜、信濃金梅、高根薔薇、黄花石楠、黒百合、色丹草など、素人目にも美しい花がそれこそ妍を競い麗を闘わし、立派なお花畑である。
— 木暮理太郎 『白馬岳』 青空文庫
尾根の西側には舟底に似た草原の窪地が続いて、目のさめるような鮮黄色の信濃金梅や珍車の花などが咲いている。
— 木暮理太郎 『大井川奥山の話』 青空文庫
夫からは楽な登りを続けていつか三角点を過ぎ、木立を抜け出ると偃松の散生した草原に、黄金色の信濃金梅や純白な白山一華、夫等に交って大桜草、小岩鏡などの紅花を点綴したお花畑を眺めながら、燕の小屋場といわれていた山稜上の一地点に達するのである。
— 木暮理太郎 『秩父宮殿下に侍して槍ヶ岳へ』 青空文庫
信濃金梅のようであったが、側まで行って確める程の勇気はなかった。
— 木暮理太郎 『奥秩父の山旅日記』 青空文庫
黒岳の東面にはエゾの金梅草が咲く、日本アルプスの信濃金梅に似て、ひとまわり大きく、眼のさめるようなみごとな花だ。
— 中村清太郎 『ある偃松の独白』 青空文庫
黄金色のものではしなのきんばい、みやまきんぽうげ、白くて大きな、梅の花に似たものにははくさんいちげ、淡紅色のいはかゞみ、かわいらしいみやまをだまき等澤山な種類があります。
— 本多靜六 『森林と樹木と動物』 青空文庫
作例 · 標準
高山植物の信濃金梅が、夏の湿原を黄色く彩っている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
登山の途中で、岩陰にひっそりと咲く信濃金梅を見つけた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
信濃金梅の鮮やかな黄色は、青い空によく映える。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview