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蠻物

蠻物
名詞
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標準
文例 · 用例
ポルトガル人は南蠻物及び唐物を我が國に輸入することによつて、少くとも十割の利益を擧げたといふ。
桑原隲藏 東西交通史上より觀たる日本の開發 青空文庫
「――」 打越金彌の部屋の中は、思ひの外整頓して、疊の上に崩折れた死骸も、不斷着の着流しのまゝ、引き起して見ると、胸から顏へかけての凄まじい斑點、横井源太郎と同じく、南蠻物の毒による毒死に間違ひもありません。
百草園の娘 錢形平次捕物控 青空文庫
弟が邪魔になつて仕樣が無いので、一か八かで、秘藏の和蘭渡りの赤い酒に、手に入れた南蠻物の毒を入れて置いた。
花見の留守 錢形平次捕物控 青空文庫
船頭は海賊銀太といふ顏の通つた男、取引した南蠻物を持つて、大阪、名古屋、江戸と、諸國の港を渡り、それを金に代へて、夥しい金銀を、まうけて居たのです。
父の遺書 錢形平次捕物控 青空文庫
山椒の皮を粉末にしたのに、胡椒と石灰と、灰と何やら得體の知れぬ南蠻物らしい藥品を混ぜ、大人の拳固ほどの一丸にして、雁皮に包んだのを相手の面上に叩き付け、たじろぐところを巧みに姿を隱すのでした。
鼬小僧の正体 錢形平次捕物控 青空文庫
清水港から江戸へ入つた大井筒屋の船には南蠻物の夥しい品物の外に、金銀珠玉が積んであり、宗次郎は還俗してこの莫大な富を承け繼ぎ、お喜代と一緒になつたのは、それから後の話です。
歎きの幽澤 錢形平次捕物控 青空文庫
此家に南蠻物の鐵砲などはありやしないか」「あまり見た事はありませんが、火繩筒がどうかすると、二梃や三梃は轉げて居ましたが」 火器の所持は徳川時代には非常にやかましく、入鐵砲出女といふ、關所の取締りがあつたくらゐで、無屆で鐵砲を所有することは、謀叛に準ずる罪と思はれて居たのです。
乘合舟 錢形平次捕物控 青空文庫
第一あんな激しい毒藥は、江戸中の生藥屋を搜したつてない――南蠻物なら知らないが――」「南蠻物
鉄砲汁 錢形平次捕物控 青空文庫