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女兄弟

おんなきょうだい
名詞
1
標準
sisters
文例 · 用例
この心細い女兄弟は源氏の同情によってわずかに生活の体面を保っているのであるから、今後はどうなって行くかというような不安が、寂しい家の中に漂っているように源氏は見た。
須磨 源氏物語 青空文庫
其が、賀の祝になごやかな、美しい風情を作つてゐるが、三人の女が出て来るのは、近松の方の二人の女兄弟が、かう言ふ風に三人女房を分化して来たとも言へるであらう。
折口信夫 手習鑑雑談 青空文庫
――古事記さて、口子臣、其からその女兄弟、其に宿主ぬりのみ、三人によつて考へを出し、天子に奏しあげさせた口状は、皇后のいらつしやつた訣は、ぬりのみの飼うてゐる虫の中に、ある時は這ひ虫になり、ある時は卵になり、ある時は鳥になり、三とほりに変る不思議な虫が居ります。
折口信夫 日本文学の発生 青空文庫
恰も、沖縄の女兄弟が妹神即巫女の資格に於て、自らの生御魂を髪の毛に托して、男兄弟に分け与へ、旅の守りとさせたのと同じである。
魂と姿との関係 小栗外伝(餓鬼阿弥蘇生譚の二) 青空文庫
桜井君の厳父にも女兄弟は一人しかいない。
服部之総 加波山 青空文庫
おしんとおじゆうとは新川へ落ちて来てから血を啜り合つて女兄弟の縁を結んで居るもので、その他に吾妻通六丁目のあたりから来る、五六人の女兄弟仲間と共に右腕の同じ所に、同じ様な形の刺青をして、折々寄つて酒を呑んだり、賭博をしたりして居る。
死線を越えて 死線を越えて 青空文庫
羅はそっと娼婦について逃げ出し、金陵へいって娼婦の家に半年ばかりもいたが、金がなくなったので、ひどく娼婦の女兄弟から冷遇せられるようになった。
蒲松齢 翩翩 青空文庫
二人の女兄弟が苧を績んで着物を織ったが、姉さんのほうはたんねんな辛抱づよい気質で、できるだけ糸をほそくして、じゅうぶんな布を織りあげたから、とっぷりと頭から爪さきまで、身をつつむような着物を縫いあげることができた。
柳田国男 母の手毬歌 青空文庫