男一匹
おとこいっぴき
名詞
標準
shining example of a man
文例 · 用例
妹はいはゆる女子供のたぐひで固より論にも及ばぬが、自分は男一匹、しかも大小をたばさむ身の上である。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
「男一匹、そんなに弱くてよくこの世の中に生きて行けますね。
— 太宰治 『市井喧争』 青空文庫
男一匹が、雄々しく闘って行く姿!
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
男一匹、泣きながら書きました。
— ―――三幕 『冬の花火』 青空文庫
頼光をはじめ、鎮西八郎、悪源太義平などの武勇に就いては知らぬ人も無いだろうが、あの、八幡太郎義家でも、その風流、人徳、兵法に於いて優れていたばかりでなく、やはり男一匹として腕に覚えがあったから、弓馬の神としてあがめられているのである。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
あの晩に、私が行って嫁にあれほど腹の底を打ち割った話をして、そうして、男一匹、手をついてお願いしたのにまあ、あの落ちつき払った顔。
— 太宰治 『嘘』 青空文庫
妹はいわゆる女子供のたぐいで、もとより論にも及ばぬが、自分は男一匹、しかも大小をたばさむ身の上である。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
あたら男一匹がこれから何をして生くる身ぞ。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫