般
はつ
名詞
標準
文例 · 用例
世人は一般に都人の情薄きを云えど、予は決してそうは思わぬ。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
屏風巌をめぐりて般若方等二つの滝の見ゆる処に出ず。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
政夫さんは、きょうはほんとに口が悪くなったよ」 山の弁当と云えば、土地の者は一般に楽しみの一つとしてある。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
そうしてかような資料は、西紀三世紀の頃の『魏書』をはじめとして、支那歴代の史書や、日本の上代の金石文などの中にもあるけれども、それらはいずれも分量が少なく或る一時代の音韻全般にわたってこれを知ることは出来ない。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
支那語にはmnngやptkのような子音で終る音があり、日本人もこれを学んだのであるが、しかしこれは外国語としての発音であって一般に用いられたものではなく、普通には漢語を用いる場合にも、その下に母音を加えてmをmuまたはmi、nをniまたはnuなどのように発音したのであろうと思われる。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
これは(三)の音変化よりも多少後であって、それが一般的になったのは、あるいは院政時代であろうかとおもわれる。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
かような現象は、漢語にのみ見られたのであるが、後には、助詞「は」および「を」がン音または入声のtで終る語に接する場合にも起ることとなって、その場合には「は」「を」は「ナ」「ノ」「タ」「ト」と発音することが一般に行われたようである。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
しかるに江戸末期になっては、京都でも一般にカ・ガの音に変じた。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫