形式ばった
けいしきばった
形容詞-語幹
標準
formal
文例 · 用例
今日男女の青年たちの或るものが、形式ばった挨拶だけは上手で、一向に公徳心も、若者らしいやさしさもない心でいるのは、形式一点ばりであった軍事的教育の害悪です。
— 宮本百合子 『新しい躾』 青空文庫
その建築師は形式ばった男で、頻りに|釣合いを主張したが、主人の方はただもう便利なことばかりを重んじたものと見え、対称として一方の側にも当然あるべき窓が尽くふさがれてしまって、その代りに、暗い納戸にでもつけたらしい小さな小窓が一つ切り開けてあるだけというような結果になってしまった。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
形式ばった茶話会がくずれてから、多喜子はヴェランダのところで煙草をすっている桃子のそばへよって行った。
— 宮本百合子 『二人いるとき』 青空文庫
会場は役場の二階であるが、大方――いやそんな形式ばったところはいつも使用されず、事務室に隣る十二畳の一部屋が会場になるのである。
— 犬田卯 『瘤』 青空文庫
建物をとりまく庭園は昔の形式ばった様式にしたがって造園され、人工の花壇、刈りこんだ灌木林、一段高い段、壺を飾った大きな石の欄干があり、鉛製の像が一つ二つ建ち、噴水もあった。
— ワシントン・アーヴィング Washington Irving 『クリスマス・イーヴ』 青空文庫
主人公は、自分の刈りこんだ水松や、形式ばった高い壇を弁護してくれる議論はなんでも喜んで聞いた。
— ワシントン・アーヴィング Washington Irving 『クリスマス・イーヴ』 青空文庫
「そう依故地を仰しゃればそれまでです」「御前は人を理窟ぽいとか何とかいって攻撃するくせに、自分にゃ大変形式ばった所のある女だね」「貴夫こそ形式が御好きなんです。
— 夏目漱石 『道草』 青空文庫
伸子は、その形式ばったような行儀よさと、いきなり女の室に入っていたような厚かましさとの矛盾を妙に感じた。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
作例 · 標準
「この会議は少し形式ばっていて、意見を自由に言いにくい雰囲気だ。」
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「彼女の話し方は、いつも丁寧で形式ばっているように聞こえる。」
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「もっとリラックスした服装で来てほしいんだけど、彼はいつも形式ばったスーツを着てくるんだ。」
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