眷顧
けんこ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
favor
文例 · 用例
部将はこの度胸を賞でゝ、それから眷顧を深くしたという。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
歐洲ノ中世史ニ於ケル騎士ガ婦人ヲ崇拜シ其眷顧ヲ全ウスルヲ士ノ禮トセルニ反シ、日本中世史ノ武士ハ婦人ノ人格ヲ彼ト同一程度ニ尊重シツツ婦人ノ側ヨリ男子ヲ崇拜シ男子ノ眷顧ヲ全ウスルヲ婦道トスル禮ニ發達シ來レリ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
かれは文学の素養もあって、その当時の海軍大尉小笠原長生|子の眷顧をうけ、その紹介で『木枯』という小説の単行本を春陽堂から出版したこともあった。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
元來この般若三藏は日本へも渡航布教の志を懷いて居つた人故、大師に對して特別の眷顧を垂れ、その譯出した『新譯華嚴經』『大乘理趣六波羅密{多}經』等を始め、梵夾三口を授けた次第は、『御請來目録』に載せられて居る。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫
かくて王公※は放免されたのみでなく、非常に世間の同情を得、時の天子の孝宗からも、孝子として非常な眷顧を受けたといふ。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
曾我廼家五郎は、娘時代から老いに到るまで、清い鴈治郎眷顧者として終始した、都心の旧家の老夫人の慟哭を書き、其情熱に同感する家族の心を以て、大阪市民全体の悲傷を表した。
— 折口信夫 『市村羽左衛門論』 青空文庫
讚むべき哉|三一にいます者、汝わが子孫をかくねんごろに眷顧たまふ。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
大覚寺派は伝統的に二条家を擁護し、持明院統は之に対して京極家を眷顧した。
— 万葉集以後の歌風の見わたし 『短歌本質成立の時代』 青空文庫
作例 · 標準
寵姫は王からの深い眷顧を受け、宮廷内で絶大な影響力を持つようになった。
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主君の眷顧を失った家臣は、一族もろとも辺境の地へと追放されてしまった。
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彼は神の眷顧を賜りし者として、人々に奇跡を見せ、信仰を集めていった。
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