凸坊
でこぼう
名詞
標準
beetle-browed boy
文例 · 用例
椿岳も児供の時から画才があって、十二、三歳の頃に描いた襖画が今でも川越の家に残ってるそうだが、どんな田舎の百姓家にしろ、襖画を描くというはヘマムシ入道や「へへののもへじ」の凸坊の自由画でなかった事は想像される。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
がらんどうな家の片隅に、恭ちゃんも節ちゃんも凸坊も火鉢にかじりついていた。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
塩っぱい涙をくくみながら、声を挙げて泣き笑いしていると、凸坊が驚いて、玩具をほおり出して一緒に泣き出してしまった。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
」 恭ちゃんが凸坊の頭を優しく叩くと、まるで町を吹き流してくるじんたのクラリオネットみたいに、凸坊は節をつけて大声をあげて泣いた。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
塩っぽい涙をくゝみながら、わんわん泣き笑いすると、凸坊が驚いて、玩具をほうり出して一緒に泣き出してしまった。
— 林芙美子 『放浪記(初出)』 青空文庫
」 恭ちゃんがキラキラした瞳で凸坊の頭を優しく叩くと、まるで町を吹き流して来る、じんたのクラリオネットみたいに、凸坊は節をつけて大声あげた。
— 林芙美子 『放浪記(初出)』 青空文庫
「ねえ、お馬鹿ちゃん」「ねえ、凸坊」 これが私への愛称であった。
— 国枝史郎 『銀三十枚』 青空文庫
「ご機嫌ね、柄にないわ」 ……時々|交際で旗亭へ行き、さり気なく家へ帰って来ると、三間も離れて居りながら、「厭な凸坊、キスしたのね。
— 国枝史郎 『銀三十枚』 青空文庫
作例 · 標準
あの凸坊は、いつも面白いことを言ってクラスを笑わせる。
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彼は、元気いっぱいの凸坊だった子供時代を懐かしんだ。
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私の弟は、やんちゃな凸坊だが、根は優しい。
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