聖衆
しょうじゅ
名詞
標準
文例 · 用例
あゝ梵の聖衆を遠み、 たよりなく春は来らしを。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
奥様、お早くいらっしゃい」式部「どれ」(二人は縁先へ身体を乗出して聴く)聖「筏を漕ぐ、浪の音が聞える……あれは聖衆の乗らるる迎えの舟だ。
— 岡本かの子 『或る秋の紫式部』 青空文庫
それもう聖衆方、ひと漕ぎでござりまするぞ……こちらへ着きまするか、はいはい。
— 岡本かの子 『或る秋の紫式部』 青空文庫
普通の信心深い仏徒や居士の終りには、聖衆来迎、紫雲音楽めでたく大往生というのが常である。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
(だんだん顔が輝いて来る)その日から私はあの尊い聖衆のなかの一人に加えられるのだ。
— 倉田百三 『出家とその弟子』 青空文庫
わしは多くの聖衆の群れにかこまれた。
— 倉田百三 『出家とその弟子』 青空文庫
聖衆の群れはそれに合わせて仏様を讃める歌をうたわれた。
— 倉田百三 『出家とその弟子』 青空文庫
私は姉は今はもはや美しい仏となって聖衆たちと交わり、私たち生き残れる者をあわれみ守っていてくれることと信じます。
— 倉田百三 『青春の息の痕』 青空文庫