熔巖
熔巖
名詞
標準
文例 · 用例
直立せる火柱はその幹、火光を反射せる殷紅なる雲の一群はその木の巓、谷々を流れ下る熔巖はその闊く張りたる根とやいふべき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
われは星斗のきらめける空を仰ぎ、又熔巖の影處々に紅を印したる青海原を見遣りたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
われはその何人なるを知らねども、姑く共に語らばやとおもひて、ヱズヰオの山の噴火の事を説き、その熔巖の流れ下る状など、外より來るものゝ目を驚かす由を云ひたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
レジナに至りて車を下れば、われ等の踐める所の脚下は、早く是れ熔巖熱灰のために埋沒せられしエルコラノの古市なり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
葡萄圃は多く熔巖に掩はれ、父とわれとの立てる側なる岩は其光を受けて殷紅なり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
)道は此熔巖の平野に至るまで、都會の大街に異ならず。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
熔巖の板を敷けること拿破里の街衢と異なることなし。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
巓よりは黒烟を吐き、半腹を流れ下る熔巖の上には濃き蒸氣|簇れり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫