口振
こうふり
名詞
標準
direct debit
文例 · 用例
」 その、呑気さうな言葉付が彼女には歯痒かつたが、その社長が、自分を可なり大事な者に考へてゐたことがその口振で分ると、彼女は急に、先刻解雇者の名前をみた時から忘れてゐた、それは若い女らしい、それを頭に浮べれば乳房のくらげのやうに伸縮し始める、その理想を再生させることが出来た。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
山の祖神が息子夫妻から衷情を披瀝したらしい言葉を聴いたのは、この姉娘に対する非難めく口振りを通してだけだった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
昔の先生の講義の口振り顔付きまでも思い出されるので驚いてしまった。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
女はやがてそれを私に渡して同じやうに吸つてみろと云ふ事を手振口振で示す。
— 南部修太郎 『阿片の味』 青空文庫
さて、受け取つたのを口に當てて、日本の煙管を吸ふやうな積りで、雁首の孔の處を豆ランプにかざしながら私は三四度ゆつくり吸つてみたと女が駄目だ、もつと激しく吸へとまた手振口振で教へる。
— 南部修太郎 『阿片の味』 青空文庫
」 と青い帽子をずぼらに被って、目をぎろぎろと光らせながら、憎体な口振で、歯磨を売る。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
」 その口振は、ややこの器に馴れたもののようでもある。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
……」と何か、私に対して、値の押問答をするのが極が悪くもあったらしい口振で。
— 泉鏡花 『小春の狐』 青空文庫
作例 · 標準
公共料金の支払いは、口座からの口振に設定している。
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口振の手続きをすれば、毎月の支払いを忘れる心配がない。
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来月から、携帯電話料金も口振で引き落としになる予定だ。
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