舌の根
したのね
表現名詞
標準
base of the tongue
文例 · 用例
細君は、一寸、云いにくげに、舌の根を縺らした。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
お庇で舌の根が弛んだ。
— 泉鏡花 『紅玉』 青空文庫
例えば、その舌の根の乾かぬうちに、新内語りの話をきいて、さすがに信吉は舌を巻いて、驚いたのだ。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
」「舌の根をふるわす。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
」 二十一 冷か、熱か、匕首、寸鉄にして、英吉のその舌の根を留めようと急ったが、咄嗟に針を吐くあたわずして、主税は黙って拳を握る。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
無だ、無だと舌の根で念じた。
— 夏目漱石 『夢十夜』 青空文庫
正月だから笑わなくちゃいけねえとやったその舌の根のかわかぬうちに、もうがんがんとお株を始めてどなりだしました。
— 七七の橙 『右門捕物帖』 青空文庫
自分は舌の根まで込み上げて來た不快を辛くも噛み殺して、今日は餘儀なく課外を休んだ。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
作例 · 標準
喉の奥の方、舌の根元あたりに違和感がある。
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医師は、扁桃腺の検査をするために、舌の根に圧子を当てて喉の奥を覗き込んだ。
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転んで口を打った拍子に、舌の根を少し切ってしまった。
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