曇らす
くもらす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
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文例 · 用例
私は宴のなかばを抜けて夜の孟買の街を英国の煙管から吐き出される煙で曇らすのだが、印度人の象使いが象の背に古代神の敷物を敷いて外人の子供を乗せて円のなかを大声で叫びながら引張りまわしているのを見ているうちに、アダのことを忘れてしまった。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
」 と聲を曇らす、空には樹の影が涼しかつた。
— 泉鏡太郎 『艶書』 青空文庫
」と心弱き美人は声曇らすに、お丹ようやく手を弛べ、衝と座に直りて煙管を杖、片手に煙草を引寄せたり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
無慙なれども其方が止観を曇らする邪見の源を断ち呉れむず。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
が、それは、彼ののうのうとした心持を曇らすには足りなかった。
— 菊池寛 『勲章を貰う話』 青空文庫
彼は今日も此|美くしさの一部分を曇らす為に三千代を呼んだに違なかつた。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
春の東京を一帯に曇らす砂塵が堪らないのが第一の原因だ。
— 宮本百合子 『塵埃、空、花』 青空文庫
彼は今日もこの美くしさの一部分を曇らす為に三千代を呼んだに違なかった。
— 夏目漱石 『それから』 青空文庫
作例 · 標準
温かい紅茶を注いだカップの湯気が、愛用している眼鏡のレンズを白く曇らす。
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寒空の下で大きく吐いた息が、目の前の窓ガラスを一瞬にして曇らした。
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浴室の鏡を曇らさないように、特殊なコーティング剤を丁寧に塗っておいた。
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