鮮血淋漓
せんけつりんり
形容詞-たる副詞-と
標準
dripping with fresh blood
文例 · 用例
未だ久しからずして、松助片腕を斬られ鮮血淋漓として帰邸し、急変ありと告げ、邸門を閉ざし、非常に備へしむ。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
屈でくゞる軒下を出でくる時は銃剣の鮮血淋漓たる兵が、血紅に染みし指をもて、壁に十字を書置くは、敵潜めるを示すなり。
— 上田敏訳詩集 『海潮音』 青空文庫
屈でくぐる軒下を出でくる時は銃劍の鮮血淋漓たる兵が、血紅に染みし指をもて、壁に十字を書置くは、敵潛めるを示すなり。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
さつきから、開いたまゝの窓の処を見てゐると、ボヤツと見えるのは、今のゲツソリ頬のこけた人の顔だしかも半面鮮血淋漓、ゾツとして眼をしばたゝくと、窓は矢つ張りあいたまゝで、斜に、月の光が画の様。
— 尾崎放哉 『俺の記』 青空文庫
われは木部宮内少輔が妻、覺悟せよとて斬りかかりたるは、健氣なれど、悲しや、かよわき女の身、却つて返りうちにせられ、幾多の重創を被りて、鮮血淋漓たるに、今はこれ迄とて、われとわが身を躍らせて、空しく湖水に沈みけりとかや。
— 大町桂月 『冬の榛名山』 青空文庫
玄徳は、変を聞いて、「大変なことをしてくれた」 と、俄に家を出て、徐州城へ馳せつけようとすると、すでに関羽は鮮血淋漓となって車冑の首を鞍にひっくくり、凱歌をあげながら引き揚げてきた。
— 臣道の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
重傷を負った戦士は、鮮血淋漓として地面に伏しながらも剣を手放さなかった。
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ホラー映画のワンシーンで、鮮血淋漓な怪物が画面いっぱいに映し出された。
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切り傷から血が溢れ、鮮血淋漓の状態になりながらも、彼はなんとか助けを求めた。
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